ここでは、ゼロポイント意識とは何かを、できるだけ解りやすく紹介します。
日々の生活の中で、些細な一言に心が揺れたり、気づかないうちに感情に振り回されてしまうことはありませんか?
私たちは「外側の出来事」が原因だと思いがちです。
実はその間にある 意識が「言葉や行動」となり、現実の受け取り方が未来を作り出しています。
自分以外のものに、意識を寄せ過ぎることで、怒りや嫉妬、苛立ちとなります。
しかし本当は問題が生まれる場所は、外側ではなくいつも自分の内側にあります。
人間ですから、物心ついた幼い時期から良いも悪いも、習慣化され蓄積された意識が自身の未来を左右していることになります。
これら当然、当たり前のような意識で感じる思考を、少しずつ手放すことでより良い未来を作ることができます。
生き方そのものを軌道修正するという意味です。
この記事では、ゼロポイント意識について掘り下げていきます。
そして、他人の言葉に心を乱されず、人間関係の中でも自分の軸を保つためのヒントを紹介します。
ゼロポイントとは何か?仏教の「空」なにか?

「空」とは、私たちが日常で経験する「時間」「物事」「感情」は、すべて目に見える現象として存在しているように感じます。
しかし、仏教ではこの世のすべてのものは 本質的には固定されず、独立して存在していない と説きます。この考え方が「空(くう)」です。
ものごとが自ら固有の実体を持たず、他の条件や関係性によってのみ存在している状態を指します。
つまり、私たちの世界は 常に流動し、相互に影響しあうプロセスの連鎖 であり、絶対的な固定点は存在しないということです。
「ゼロポイント」とは、ゼロポイントも、「空」と似た概念として理解できます。
ただし、これら2つは完全に一致しない。
ゼロポイント意識 は、「怒り,執着,嫉妬,苛立ち」といった反射的な反応を手放した状態のことです。
関係性を正確に言うと
- 空(くう)→ 世界や存在の本質の説明(存在論)
- ゼロポイント→ その理解に立ったときに生まれる意識の位置・状態(実践的な立ち位置)
つまり、空=世界は固定されていないという見方であり、ゼロポイント=その見方に立ったときの意識の立ち位置ということです。
ここでいう「ゼロポイント」と「空」とは、「何も感じなくなる状態」を指すのではありません。
感情や思考は起こりながらも、それらに掴まれず、手放した位置に立っている状態を意味します。
✗:よくある誤解
空 = 何もない
ゼロポイント = 無感情・無反応・真っ白
これは違います。
◯ :正確な理解
空 =固定された実体がない状態
ゼロポイント意識 =執着や反射的な反応を手放した状態
だから、何もない,感じない,ではなく、「感じているけれどつかまない」とういう意味です。
そしてここが重要です──ゼロポイントに立つことで、私たちは 言葉の力=言霊の影響を最大限に受けられる状態 に入ります。
仏教で「空」がすべてのものが相互依存していると説くように、言霊もまた 発した瞬間に自分や周囲のエネルギーと共鳴し、現実を整えていく 力を持っています。
ゼロポイント意識を実践することで得られること

- 感情に振り回されにくくなる
- 出来事や他人の言動に反射的に反応せず、
- 一呼吸おいて選択できるようになります。
その結果、後悔の少ない判断が増えていきます。
人間関係の摩擦が自然に減り、相手を変えようとしなくても、自分の言葉や態度が変わることで衝突や誤解が起きにくくなり、本来のパフォーマンスや創造力が発揮されるように変化します。
ゼロポイント思考は、外側に向いていた意識のベクトルが、自分自身へと整えられることになります。
したがって、自分自身が感じる不安や怒りにエネルギーを奪われにくくなり、仕事や表現、人との関わりにおいて自分らしい力を安定して発揮できるようになります。
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【言霊とは】心を整える第一歩は言葉から始まる。
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